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ポリプロピレンのゴミ袋の引き合いがベトナムに来ている。日本では３枚一組で１５円から２０円で自動車の中の運転席回りに両面テ−プによって取り付け、満杯になったらゴミごとはずすもの。材質は前述のポリプロピレンだが、袋ごと燃やしても悪性のガスが出ないようになっている。アサヒインタ−ナショナルの特許製品だが、これまで中国に発注していた。しかし、サンプルと実物の差や製品ムラがあり、ベトナムに発注先を変えようというもの。ベトナムでは原料はほとんどがインドネシアか、シンガポ−ル、もしくはタイから輸入されるが日本製品とは多少品質の面では落ちるものの、ゴミ袋というニ−ズから考えれば、品質よりも価格ということになる。日本で３枚１５円ということを逆算するとベトナムでは３円ないし４円以内ということになるが、ほぼこのニ−ズにあわせることが可能である。
▲木工製品
これまでの日本からの引き合いはベトナムにおいて何か木工製品を捜すという事だったが、最近はベトナム商品がベトナム独特のデザインで日本ではあまりうけないことから日本独自の製品をベトナムで製造する、つまり日本からデザインを持ち込み、サンプルと同じものを委託加工するという方向が目立つようになってきた。この方向に転換してから比較的トラブルもないようで特に家具や、簡単な木工品については取引額が増加している。小物木工品の中ではマナイタ、調味料乗せ、楊枝いれなどが日本のデザインで作られるようになっている。また大型のものでは椅子、デスクなどがあるが、材料はゴムの木などが利用されている。小物についてはチ−ク材のようなものが使われており、材料の質は高い。加工賃のみを加工者に払う方式が最も安く日本向け商品を買う事が可能。しかしベトナム側は小さな加工者が多く、数量に限りがあり、日本向けとしてはできるだけ、数量は少なくとも定期的、できれば毎月定期的に同じ数量の発注が出てくる様な方法が一番いい。加工費を含めたコストはだいたい日本の小売りの３分の１から４分の１が目安。なお数量的にはコンテナ単位でないと運賃にコストの大半が食われてしまう。